Management
現場の管理について


顧客満足度ために

できない理由よりもできる理由を探す

東京都昭島市で内装仕上げ工事を手掛けている株式会社タチカワコーポレーションは「お客様に満足していただける施工」について研究しています。週1回開催している会議や月1で開催する勉強会やミーティング、年2回の安全大会を通して、スタッフの人間力を高めるとともに、お客様の声を把握したり品質の向上に関して意見交換をしたりと、知識としても姿勢としても社員を教育しています。そのなかで培った力を生かして常に要求されている以上のクオリティを提供できるように、真摯に現場で対応しています。その結果、施主さまから職人の人柄や対応についてお褒めの言葉をいただくことも増えました。これからも品質・工程・安全・フットワークの4項目を高めるために「できない理由よりもできる理由を探す」という方針を崩さずに施工に打ち込んでいきます。

Quality management


品質管理

タイトル

テキストの例です。テキストを入力してください。

1.図面との食い違い

常に「図面に合っているか」を確認しながら施工します。図面と施工が食い違うことを避けるための工夫です。もし食い違ってしまっても、頻繁に確認することで問題を早期に発見できますし、その都度きちんと対応すれば工期にも影響がありません。

2.墨出し位置と図面

墨出し位置と図面との相違点が発覚した場合、または疑わしい場合は自分だけで判断せず、設計者に確認をすることを約束事にしています。確実に問題を処理しながら作業をすることで、元請けさまや施主さまに不安を感じさせません。

3.精度の確認

施工の各工程では必ず寸法や仕様、精度の高さをチェックしています。株式会社タチカワコーポレーションでは自社で施工基準を作成しており、その項目に当てはまるか否かを確認しながら内装をつくることで、一定のクオリティをキープしているのです。

取付け物の扱い

天井や高い位置での取付物がある場合は安全性を最重要視しています。仮止めや、落下する危険性のある工程は踏まないように徹底しているほか、転倒につながるケースをスタッフ全員が把握しており脚立などの使用にも気を付けているのです。
項目を追加

施工基準書

※冊子から一部抜粋、外国人実習生にもわかりやすいようにイラストなどを使用しています。

Process control


工程管理

工程管理の目的

工程管理の目的は、工事の順序を把握し、効率よく工事を進めることです。最終的には高品質で原価率の低い施工を達成することにつながります。「やるべき作業」を把握することで、無駄をなくして能率をアップするとともに「カン」による失敗をなくすことが可能です。

1.物品の納入

資材や物品などの納入が予定通りに進んでいるかを必ずチェックします。資材の納入が遅れると、直接的に工期の遅れにつながりますので、かなり厳密に管理し、施工のスタートダッシュを最高のカタチで切ります。

2.工程の調整

もしトラブルなどが発生して工事の遅れが確認された場合は、その都度、工程の調整をします。施工のリスケや職人の増加など柔軟に対応することで、最終的に期日に遅れが無いように意識しているのです。

3.作業の確認と準備

新しい工程に入る前に、メンバー全員で次回作業の確認をします。職人が次の作業を把握したうえで適切な準備をして施工に入ることで、スムーズに品質を保ちながら業務を進めることが可能です。

4.納期の厳守

工程はすべて「引き渡し日」や「お店の開店日」などをゴールとして決定されます。最終的なゴールに間に合うように意識をしながら施工を進めていくことで、施工が終わった際にお客様にも満足をしてだけるのです。

安全管理

Safety management
現場や事務所において、すべての人が安心して働ける職場環境を整備することは「人命を守る」という人道的理念そのものです。また営利を追求する企業経営にとって、事故災害の発生は効率を阻害し、場合によっては経営そのものも脅かしかねません。近年は企業の社会的責任の観点からも、ますます安全を確保することの重要性は高まっています。

現場での事故災害の直接的原因の多くは仮設設備・機械工具や作業方法に何らかの問題(不安全状態・不安全行動)が生じることにより発生しています。この不安全状態・不安全行動の芽を摘み、ムリ・ムダ・ムラを少なくしていくことは、災害防止のみならず、生産効率や品質向上にも大変好ましいことです。安全と品質は表裏一体だといえます。

正しい知識で安全配慮を施し、安全性を高めることは、生産性の向上にもつながることを、現場に携わる私たちは認識すべきです。そしてこれら人命を守り、事故災害の発生防止を図り、経営をプラスに進め、社会的な信頼を得るための具体的な活動を展開することが、本当の「安全衛生管理」だといえます。

今回、安全衛生基準書の改訂にあたっては、単に労働安全衛生法・規則の改正に伴う対応だけでなく、安全衛生管理基準を示すことによって、株式会社タチカワコーポレーションの現場に携わるすべての人が安全衛生に対する正しい知識を持ち、その作業員の方々が持っているスキルを最大限発揮できる作業環境を整備することで、ミス・ロスを未然に防ぎ、「無事故、無災害、ゼロクレーム」を実現するためにあります。
  • 不安全な状態での作業と行動

    決められたルールを守り、そのルールに沿って作業
    作業場は常に整頓するよう心掛けています。乱雑な状態や、仮設物・工具・機器類・取付け物などの安全性を確認せずに作業を進めると、大きな事故につながる危険もあるからです。
  • 「間接原因」 とは
    直接原因を作った元の原因

    意識と行動の判断が、事故発生の原因になっています
    不安全な作業の際、事故や災害は発生しやすいものです。「1.知っていてもやらない」「2.うっかり」「3.少しは知っている(または知らない)」の順に事故は発生しています。「知っているならやる」「知らないなら覚える」ことを社員に周知し、事故発生を未然に防ぐことを意識します。

A manager


職長の職務

職長の職務について

「職長 (現場の第一線の管理監督者) 」は労働安全衛生法第60条による教育を受講した者で、一般的には「監督」、「班長」、「リーダー」などの呼称で呼ばれています。工事現場では、工程の進捗に合わせて作業内容や作業環境が日々刻々と変化するものです。また常に危険と隣り合わせの状況にあります。作業員の安全を確保するため、現場の‘キーパーソン‘としての自覚を持って、作業に対する指導・監督をするのが職長の仕事です。なお、職長の職務は、労働安全衛生法 第 60 条、労働安全衛生規則 第 40 条にて、次の通り定められ、左図に示す ような安全衛生管理体制が必要となります。

職務該当項目

1.作業方法の決定及び作業員を適正に配置する
2.作業場を巡回し、安全に関する必要な指示や指導をする      3.作業する環境や機器の点検をして、必要な安全対策を実施
4.異常事態が発生した時は迅速、かつ適切に安全措置を施す  5.安全に対する関心を高め、安全活動に積極的に取り組む
6.不具合・不安全な作業方法を改善する
7.危険性又は有害性等の調査に基づき適切な措置を講ずる   8.現場管理者として行うべき労働災害防止活動に関すること    

安全管理項目

1.作業員・第三者にけがや事故を発生させないように、現場ルールを作業員に浸透させ事故ゼロを目指す。
2.常に現場の整理・整頓に心掛け、安全な現場を維持する。
3.安全面から作業に適した服装・装備かを確認し維持する。
4.現場で事故が発生すると、お客様に多大なるご迷惑をお掛けすることになるが、一番困るのは事故を起こした本人と残された家族である。